積読リスト 2022

以前の積読リストがかなり長くなってしまったので、新たに作ってみます。 2021年後半に購入したものあたりから登録していきたいと思います。

以前はリスト形式にしていましたが、追記がめんどくさかったので、べた書きスタイルでいきます

2021年

【途中】考える技術・書く技術 バーバラ=ミント

【未】Product-Led Grouwth Wes Bush

【済】ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門 原野守弘

【未】「ユーザーフレンドリー」全史 クリフ・クアン / ロバート・ファブリカント

【未】EveryLayout Heydon Pickering, Andy Bell

2022年

【未】OKR Christina Wodtke

【未】HIGH OUTPUT MANAGEMENT Andrew S. Grove

【済】How Google Works Eric Schmidt, Jonathan Rosenberg, Larry Page, 土方奈美

短いストーリーで構成されていて、読みやすかった。 内容もかなり面白かったので、個人的に参考になった部分を備忘録としてまとめておきたい。 本書でもOKRとHigh Output Managementに言及されていたので、次はそのどちらかを読もうと思う(PageRankに敬意を表して)。

【未】Googleのソフトウェアエンジニアリング Titus Winters, Tom Manshreck, Hyrum Wright, 竹部靖昭, 久富木 隆一

【未】プロを目指す人のためのTypeScript入門

【未】HTML解体新書

【未】テクノロジーが予測する未来 web3 メタバース

【未】リーダーの作法

【済】あなたのチームは、機能してますか?

2020年(度)買ってよかったもの

そろそろ2020年よりも2022年の方が近くなってしまうので、流石に「2020年買ってよかったもの」改め「2020年度買ってよかったもの」をまとめます。 買ってよかったものとはいうものの、良いと思ってないものを買うほどのお金は持っていないので、全部紹介します。

幾つかジャンルに区切って書きます。

1. デスク周り/PCガジェット

アーロンチェア

コロナ第1派(最初の緊急事態宣言)の時に、ダイニングテーブル付属の椅子で連日10時間/日くらいコーディングしてたら一瞬で腰逝ったので、買うことにしました。 同じHermanMillerのエンボディチェアと迷ったのですが、ショップで座ってみてこちらにしました。 エンボディチェアとの違いは、座面が軽く前傾するところです。 実際にラップトップを持って行ってお店の人に作業姿勢を確認して頂いたところ、前傾がちだったのでアーロンの方をお勧めされました。 色に関しては、アーロンとLogicoolGのタイアップで作られたブラックエディションです。 座り心地・使用感ですがとても良いです。 良いのですが、「腰が痛くならない」という良さなので、良さを実感しづらいという点で困ります。

こちらから

昇降デスク(IKEA

電動式の昇降デスクです。 去年の誕生日プレゼントでした! 立ったり座ったりできるので、なんとなく作業がだれてきたりしたときに気分を切り替えられます。 ポモドーロテクニックとかと組み合わせて使用すると進捗爆産できます(と思ってるうちに半年以上経ちました)。 人権++って感じです。 ちなみに、買う前は机の天板がぐらついたりしたら嫌だなと思ってたんですが、全然そんなことはありませんでした。

こちらから

モニター(4K)

Amazonで売られてるLG 27inch 4Kモニターのうち、USB-Cがついてない奴です。 買って半年くらいですが、特に問題なく使用できています。 何ならAorusのゲーミングモニタの方が、チカチカしたりドット抜けが起きたりしています、、、 モニターの面積はQOLに直結する教の信者なので、とても満足してます。 困っている点を挙げるとすると、これはモニターが悪いというわけではないのですが、HDRモードで使用したとき対応しているアプリとしていないアプリが混在しているため表示が壊れます。(特にスクリーンショットが白とびしやすいです)

モニターアーム x2

AmazonBasicのものですが、エルゴトロンのOEM品です。 買ってから気づいたことなのですが、この商品の価値はモニターの位置をあちこち変更できるというよりかは、モニターを適切な高さ(目線)に維持できるというところにあるのではないかと思いました(自明か)。 そして、意外なメリットとして、ディスプレイの脚が必要なくなるので、机の有効面積が広くなるという点があるかなと思いました。 人権装備です。

PRO X SUPERLIGHT マウス

同じLogicoolGシリーズのG703から乗り換えました。 自分は軽いマウスが好きなので、ロジクールGシリーズ最軽量 63gと聞いて予約時点でポチってしまいました。 G703が左右非対称型でサイドボタンが大きいタイプのマウスだったのに対して、Speedlightは左右対称型でサイドボタンが小さいという対局のようなマウスで、慣れるかどうか不安でしたが、スムーズに移行できました。このマウスでAPEXプラチナ帯まで行けたし、毎年医学部生の間で大人気のクイズアプリQuestionBankも非常にはかどりました。 とにかく、めちゃくちゃ軽いところが気に入ってます。 ちなみに充電に関しては、POWERPLAY充電パッドを敷いているため、特にケーブルに繋いだりはしていません。 POWERPLAYだと、フル充電せずに適切な充電量を計算してその量に維持してくれるところも気に入っています。

Logicool MX ERGO

オフィスの机がそこそこ狭くなってきたので、机の上が狭くても使いやすいというふれ込みのトラックボールが欲しくなり、ポチってみました。 これまでずっと普通のマウスを使ってきたので親指でコロコロ回してカーソルを動かすのはかなり新鮮でしたが、すぐに慣れました。 最初は『トラックボールを動かす』と『クリック』を意識しないと誤操作が多かったのですが、エクセル芸をやっていくうちになれます。 (ここでコンサル勢から「エクセル操作ではマウスに触るな」と怒られる)

製品についてですが、腕と机の接触面積が大きくて腕が疲れづらいこと、机の面積を有効活用できるところがとても良いと思っています。 2台までBT接続可能で、ボタン一つでリンク先を変更できる点も何かと便利です。 一方で

  • そこそこ重さがある
  • 細かい作業 / ゲームはできない

といった点は欠点とまではいかないものの、使い方を選ぶ特徴かなと思います。 自分に関して言えば、最初はこのマウスを背負ってオフィスに通っていたのですが、やはり重く、今ではオフィスに据え置きになっています。

Sony WH-1000XM4

神ですね。もうこいつが無い暮らしには戻れないです。 最近白色が出たようですね。 最初のうちは、

が気になっていましたが、今では慣れてまったく気になりません。 なんとなく音楽を聴いたりするのはもちろんのこと、他の人がいるオフィスでWeb会議に入ったりする時にも重宝しています。 ただしキャリングケースは使っていないです。

注意点としては、このヘッドセットにはヘッドフォンモードとハンズフリー通話モードがあるようで、後者は圧倒的に音が悪いです。 自分は、ハンズフリーモードはPC側でOFFにしており、Web会議の時はヘッドセットは音を出すだけにしており、マイク入力はPC本体のマイクを使う運用になっています。

2. キッチンまわり

コーヒーの話題しかねぇ、、

Delonghi コーヒーグラインダー

もともとカフェイン中毒気味だったけど、とあるお店で「豆挽いてください」とお願いした時に「豆を挽いてお渡しするというのは『高級メロンをみじん切りにしてお渡しする』ようなものですよ」と言われて、ついにグラインダーを買ってしまいました。 そしてグラインダー買ったせいで、いよいよコーヒー沼にはまってしまいました。 全てはこのグラインダーのせいです。

正直、淹れる直前に豆を挽くようにするだけで300倍くらいコーヒーおいしくなります。 ちなみに、この沼にはまったきっかけの豆は、ロングベリー(スマトラ)です。 ロングベリーを豆(浅煎り)で店頭販売しているお店は、まだ1店しか知らないので、ご存じの方いましたら教えてください。

Kalita キャニスター

豆を自宅で挽くようになり、今度は豆を保存する必要が生じたのでキャニスターを導入しました。 キャニスターを買う→豆の保存容量に余裕がでる→豆を買う→保存しきれなくなるのでキャニスターを買う というポジティブフィードバックが構成され、どんどんキャニスターが増えていきました。(さすがに4つ買ったところで踏みとどまりました)

Halio V60 Dripper

ハンドドリップをちゃんとやるようになって最初に買ったドリッパーです。 形がかっこよくて、前から欲しいと思ってました。 香りが華やかな豆を入れてあげるのに向いてるドリッパーとされています。 プラスチック製・陶器・金属製で展開されていますが、その道の人曰くプラスチックが一番良いとのことです。

Kalita Wave HA155

Halio V60 とくると、次はKalita Wave ですよね。 コーヒー豆屋さんの人からも、V60とKalita Waveがあれば大体のコーヒーは入れられるといわれたし、Kalita Waveが標準的なドリッパーだと紹介している書籍もあります。 V60を使いだして4,5カ月後に買ったのですが、正直こっちメインで使ってみたいなと思うくらいです。 落ち着いた雰囲気の味をしっかり引き出してくれます。 ちなみにWaveとはペーパーフィルターに縦向きにはいっているリブのことではなく、陶器バージョンのドリッパーの内側に入っている環状の盛り上がりのことを指しています。

Halio V60 coffee scale

こいつと後に挙げる山善のコーヒーケトル(温度管理できる)によって、

  • 抽出時間
  • 抽出温度
  • 豆の量
  • お湯の量
  • お湯の温度

といったハンドドリップ時の変数を固定しやすくなりました。味の再現性や調整が各段にやりやすくなったので、一層沼にはまった気がします。 最高です。 一点あげるとすれば、ボタンが押しずらいというか押したときにどこまで押せば反応するかがわかりづらい点でしょうか。

Balmuda 電気ポット

前々から綺麗な形だと思っていましたがいいお値段するので買うのをためらってました。 「迷う理由が値段なら買った方が良い」という言葉に従い、ふとした弾みでポチりました。 性能はもちろんのこと、インテリアとしてもとても美しく良かったです。 強いて欠点を挙げるなら、コーヒーケトルとしてみたとき

  • 温度の制御ができない。
  • 湯筋の制御が難しい

といった点で専用品には勝てないといったところでしょうか? 通常用途なら一択だと思います。

山善コーヒーケトル

バルミューダに足りなかった、温度制御機能を搭載したコーヒー用の電気ケトルです。 しかもバルミューダより安い。(デザイン性は分からない) 温度をしっかり制御すると、ハンドドリップの味がかなり安定するなという気づきを得ることができました。 めっちゃいいです。

Kinto コーヒーサーバー

以前使っていたものにひびが入って、コーヒーが机の上に染み出すという事故が起きたので買い替えました。 同じKintoのシリーズです。 円錐形が綺麗でいいなと思っています。

3. 本

無数、、、 積読の山に埋もれて暮らしています、、、 TBC、、、

そのプロジェクト、炎上しすぎてスカイツリー建てられちゃうよ

宮野くん あたし その一言だけで 一晩で法隆寺建てられちゃうよ

は一時期大流行したTwitter構文ですが、実際にスカイツリー7本分の資金を投じた巨大なITプロジェクトが存在したのをご存知でしょうか?

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史日経コンピュータ

では、4000億円という巨額の費用をつぎ込んだみずほ銀行のITシステム統合プロジェクトの道のりが記録されています。 4000億円というのは、具体的にいくらかというスカイツリー7本生やせるくらいのお金になります。(ところで最近、東京ドーム単位系と同程度にスカイツリー単位系が一般に浸透しているように感じます。)もともと黒魔術中心でミッションクリティカルで複雑な銀行システムの統合プロジェクトが、大人の事情によって延期・中止が重なり、最終的なシステム統合まで19年も要したとのこと。

しかも、その過程で大規模なシステム障害を2回経験した近代日本IT史に光り輝く大炎上プロジェクト という点で、構成に語り継がれるべき教訓を含んでいると言えそうです。

わずかとはいえ、システム開発に関わっている身ではあるので、その観点からこの本を呼んだときの感想をざっくりと書いておきたいと思います。


まず、本書は大きく3部構成になっていて、

  1. 第一部:人々の血と涙の代償として誕生した新システムの紹介(と称賛)
  2. 第二部:どうして2回目の大規模障害がおきたのか
  3. 第三部:どうして1回目の大規模障害がおきたのか

という順番になっています。エンジニアとしては、第二部が一番読み応えがあるのではないかと思います。

第一部 MINORIはイイぞ!

今回新たに作り直したMINORIなるシステムの紹介です。ぶっちゃけ銀行基幹システム業界の用語にちょっと触れられるくらいで、そこまで感動はなかったです。

  • n次オンライン
  • メインフレームって生きてたんや!
  • COBOLって生きてたんや!
  • COBOL自動生成するのは何語や?
  • SOA
  • micro service ってSOAの発展形ってマジ?
  • 現行のシステムが「今後10年、20年は当たり前に使える」って、、お前は大規模障害から何を学んだんや?
  • 超高速開発ツールってなにそれ俺も欲しい
  • 結局はIT導入と業務フローの整理はセット(90年代から言われてるんかいw)

みたいな気持ちになりました。(詳細は読んでください)

第二部(怪談パート)

開発勢的には一番グッとくるぶぶんかなと思いました。「弊社はイケイケなのでそんな問題起こりっこないです笑」みたいな奴はここから先読まなくて良いので、今すぐブラウザ閉じろQiitaにも似たような「IT怪談」系の記事が定期的に投稿されていますが、あれの巨大プロジェクトバージョンを読んでいるような気持ちになりました。クソ暑い夏に読むには最適ですね、ハイ。 読んでいて、自分もやらかしそうandやらかしたことある感じの部分をまとておきます。

  • 裏設定としての上限
  • ドキュメントや仕様の引き継ぎ
    • 運用時
    • 開発用
    • フォールバック運転用
  • トランザクションfailした時に前と後が変わらない
  • ログ!
  • 報告、、、
    • 心理的安全性とか、様式とか、、、、「現場の頑張りとか」
  • 異常時のシナリオは正常時に時間をかけて考えるべき

その他感想等

  • 500~800 lines/month←想定より少なかった、言語によるのかな、、某すごい人は、一日に3000行は書く というのに
  • 「システムは正常に動作して当たり前」は間違い ←これはマジ
  • 「行き過ぎたみずほ批判が新たなリスクに」←最近も聞いたような気がする話ですね

第三部

まぁ、結局上の人がよくわかってない状態だと現場が大変なんだなぁ(他人事)ということですね。これも障害に関する話なんですが、時代が離れているせいもあるのか、第二部ほどは怖くなかったです。 お気持ちとしては

  • 日経コンピュータってひょっとして当時のみずほめっちゃ嫌い?(融資してもらえなかったとか?)
  • 「できれば雑音が入らないように、チームのメンバーを外部と連絡が取れない場所に隔離してやらせるとさらによい。」←みずほ銀行バチカン支店

といったところなんですが、それより、最後の締めがちょっと気持ちわるいというか、「Air/まごころを、君に」の終わりみたく感じました、、

全体を通して

旧みずほシステムの何がやばくて、どうしてやばくなったのか、という点が詳しく書かれていると感じました。現代IT業界における「失敗の本質」のような内容といえるかもしれません。

しかしその反面、どうしたらやばくならないかという点については議論されていないと感じました。

自分が知っている範囲では、これらに対する解答として

などがあると思っています。また、書籍としては、「エンジニアリング組織論への招待」とかになるのかなと思いました。

もう一つ、気になる点としては、日経コンピュータによる取材がベースになっているということです。第三部が一番わかりやすいのですが、旧みずほに対する負の感情が滲み出ていてそれなりにバイアスがかかった内容なのかなと思います。

その点で、Amazonの書評は結構的を射ているのではないかと思いました。

以上!

ps
青は多大な犠牲を払ってシステム統合したわけだけど、クラウド移行するって言ってた赤は、現状どんな感じなんだろ?

但し書き

  • 本記事は、特定の販売店やメーカーを宣伝したり否定したりするものではありません
  • 本記事で書かれている内容をご自身で実践する際は自己責任でお願い致します。
  • ご感想、ご質問やご要望等は twitter.comまで

CPU温度が100℃を超えていた話(何もしていないのにPCが壊れた話②)

前回記事はこちら

chari8.hatenablog.com

前回までのあらすじ

6月中旬くらいから突然PCが落ちるようになってしまいました。 主な症状をまとめると、

  • 半日くらい放置すると、何事も無かったかのように動き出す。
  • 別に高負荷になった時に落ちるわけではない。
  • Windows / Linuxで共通
  • WindowsのシステムログではKP41

といった具合でした。原因はほとんど分からなかったのですが、うっすらと↓のようなことを考えていたようです。

CPUが熱い

さて、特に原因を特定出来ず、PCが落ちるたびに中を掃除するという生活が続いていたのですが、 7月中旬のある日、蓋を開けて掃除をしているときに、CPUクーラーのポンプヘッドに触ったらクソ熱いということがありました。 使っているCPUクーラーはCoolermasterのMasterliquid ML360Rです。

CoreTemp使って温度をモニタリングしながら起動すると、起動後なんと100℃くらいまで上昇し、「もしや熱過ぎて止まるのでは」と思っていると、案の定そのまま落ちました。熱盛ですね。

これは「このクーラーは結構な値段がしたので、それが半年かそこらで壊れるのは決して認められない」というお気持ちが前面に出ているツイートですね。 BIOSからもCPU温度を確認出来るのですが、ここでも温度が100℃以上になっていることが確認できます。

BIOS画面のCPU温度(112.5℃)
BIOS画面

CPUで湯が沸かせる、、(ちなみにCPUを調理の熱源として用いる取り組みは、以前から有志によって行われています。気になった方はCPU cooking等で検索してみて下さい。)

というわけで、この時点になるとCPUクーラー故障説がかなりと現実味を帯びてきました。ただ、故障といっても見た目は全く変わらないので、イマイチ自信が持てませんでした。 何が悪いって、ポンプは故障してるくせに光っているのが良くない。

光るCPUクーラー
光るCPUクーラー

仕方無く自作パーツ一式を購入したお店に確認すると、 「一応PCをそのまま全部持って来れば、どこが故障か診断した上で修理することはできる。ただ、話を聞く限りではポンプが故障している可能性が高い。 診断には1万円ほどかかるが、それなら数千円程度の空冷ファンを購入し、それで症状が消えるかどうか試したほうが良い。」とのことでした。 所謂、診断的治療という奴ですね。 まぁ、空冷も1つくらい持っていて損はないと判断し、ファンを買うことにしました。

Noctua

ファンを買うにも秋葉原ダッシュなのですが、結局買ったのはです。1万ちょっとしました。

王道のNoctuaですね。細かい名前は Noctua NH-D15Sというらしいです。 ここで、「あれ、これ数千円とかいう価格帯を超えているのでは🤔」と思った人々は、彼女出来ないので、その思考はやめたほうが良いです。

一応、軽くファンの説明をすると、Nocutaだし1万円以上しているので、

  • めっちゃ冷える(公式がクーラー推奨しているRyzen3950xであっても冷える)
  • めっちゃ静か

というのは当然として、何よりの特徴は

Thanks to its asymmetrical design, the NH-D15S clears the top PCIe slot on most µATX and ATX motherboards. At the same time, the single fan setup and recessed lower fins guarantee 100% RAM compatibility with memory modules of up to 65mm height.

本家HPより引用

です。(ちなみにNoctua本家のHPが死ぬほど遅いのは、サーバーにCPUファンついてないからなのでしょうか?)

要は、最近のPCパーツは、高性能なものを買うとほぼ100%の確率で七色に輝く間接照明が附属(取り外し不能)してしまうので、とかくケース内が狭くなりがちですと。 そこに対して、こちらのファンは、非対称構造を採用したり低い位置のヒートシンクを一部短縮した結果、上手いこと隙間に収まりますよと。 非対称というのは、公式ページの図面をみると良く分かります。

https://noctua.at/pub/media/catalog/product/f/a/faq_d15s_dim.png

ヒートシンクがCPUに対して片側に寄っていて、直角方向でも下部のスペースが空けてあるので、メモリやPCIeに刺さっているグラボと干渉しづらいんですね。

そして何より、光らない

診断的治療

とりあえずクーラーを外し、説明書通りCPUファンを取り付けてみます。 Nocutaがカッコイイのと、やっぱりPCもカッコイイので写真だけ貼っておきます。このファン、雑貨屋さんで卓上扇風機として売ってても、たぶん違和感無い。

そして、グラボやメモリとの干渉もしっかり回避されていますね。

見た目はちょっとゴツイ。

ケース内で存在感を示すNoctua

で、肝心のCPU温度なのですが

大 勝 利

112℃→58℃!! 素晴らしい! なんと、温度が約 半分 に!!!

はい、賢い皆さんなら、セルシウス温度をこのように評価してはいけないことに即座に気づき、すでに誤りを指摘するリプライやコメントを書き始めていらっしゃることでしょう。 ネタなので許してください。(それはそうと、コメントは大歓迎です。)

まとめ

空冷を導入した結果、CPU温度がしっかりと管理され、高温になって落ちるという現象もみられなくなりました。 やはり、クーラーのポンプが故障していたようです。

尚、前回の記事を公開したあと、「本記事冒頭部に書いた症状だけでは、『マザーボードの故障』という可能性を否定できない」というご指摘を頂きました。 これはその通りで、今回は冷却装置を交換してたまたま上手くいったのですが、 これでも症状が改善されなかった場合は、マザーボードの故障orさらに別の原因という可能性が十分にあり得ました。 ご指摘ありがとうございます。

壊れたクーラー

クーラーですが、1年以内はメーカー保証がきくので、修理・交換対応となりました。 パーツを購入したお店の修理対応コーナーに持ち込むと、メーカーに送ってもらえるとのこと。 更に、修理/交換後の製品は、メーカーから直接自宅に送ってもらえるようです。 保証に関しては、クソ高いお値段だけのことはありますね。

何はともあれPCが普通に使えるようになったのはデカイ。

あと、何でもかんでも光らせるのはやめてほしいですね。 高性能の代名詞みたくなってますけど、その分安くしてもらったほうが嬉しいです。 百歩譲って七色に光らせても良いけど、壊れたときは光らないでほしいです。 使い勝手の悪い照明器具なのか、Twitterもできるファンヒーターなのか、計算機なのかわからなくなっちゃいますね。

つづきについて

その③も、書く気になったら書きます。 書くとしたら、

  • 空冷 v.s. 簡易水冷 使用感比較
  • CPUクーラーのその後

みたいな内容になるかと思います。 こういう部分が気になる/知りたい等のご意見があれば、書きます(多分)。

但し書き

  • 本記事は、特定の販売店やメーカーを宣伝したり否定したりするものではありません
  • 本記事で書かれている内容をご自身で実践する際は自己責任でお願い致します。
  • ご感想、ご質問やご要望等は twitter.comまで

何もしていないのにPCが壊れた話①

https://2.bp.blogspot.com/-JpRGFeTrnto/WwJZp57fenI/AAAAAAABMG0/BqIrmtkJvzMpzUFVcVKdvYChPI3b5XC6QCLcBGAs/s800/computer_kowasu_man.png

何もしていないのにPCが壊れるようになったのですが、今後のために壊れはじめたとき〜修理されるまでを記録しておきたいと思います。 特にブログのネタもないので。 その①です。その②以降は気が向いたら。

PCが突然落ちる

昨年の11月に50万円弱叩いてツクモたんのクリアファイルをgetしたのですが、その副産物として爆誕したスペック鬼盛りPCが急に起動しなくなってしまいました。 何もしていないのに。

症状としては、PCを使っていると突然OSごと落ちて、電源が切れた状態になります。 そのまま再起動すると、一応起動はするのですが、30秒〜数分でまた落ちてしまいます。 実は、弊Tweetsを見返すと、6月中旬からこのような症状が出ていたようです。

このときは、まったく原因の検討がつかず、半日かけて無駄に中を掃除したり秋葉原に行ったりしていました。

しかし数日経つと、再びPCが急に落ちるようになりました。 動画編集やゲームなど高負荷時に落ちるわけでもなさそうで、掴みどころがない感じでした。

仕方無くWindowsのLogを確認するとKP41と表示されているわけですが、これは要は『原因はよく分からんけど、とりあえず電源が落ちました』という意味です。

KP41は、わりと役にたたない類のLogですが、少なくともOSレベルで規定されている動作ではないことが分かります。(何も分からん) 実は、このPCはUbuntuとのデュアルブートになっているのですが、Ubuntuで起動しているときも落ちていたので、OSよりも低いレイヤーで何かが起きている可能性はそこからも示唆されます。

この頃から、PCがそれなりに頻繁に落ちるようになり、少々イライラしていました。

最初はメモリの不具合を疑っていたのですが、memtestが落ちたあたりからうっすらとCPUクーラーの故障を意識していたようです。 (結果的にはCPUクーラーの故障だったので、天才かもしれん。)

ただ、原因を特定するような調査などは出来ていませんでした。 一度落ちてしまっても半日ぐらい放置すると何事も無かったかのように起動するという再現性の悪さや、 Windows Update 2004とデュアルブートに関係する起動バグが同時期に重なってしまったのが理由です。

まとめ

とりあえずこのPCが落ちるという症状の特徴を纏めると次のようになります。

  • 半日くらい放置すると、何事も無かったかのように動き出す。
  • 別に高負荷になった時に落ちるわけではない。
  • Windows / Linuxで共通
  • WindowsのシステムログではKP41

但し書き

  • 本記事は、特定の販売店やメーカーを宣伝したり否定したりするものではありません
  • 本記事で書かれている内容をご自身で実践する際は自己責任でお願い致します。
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積読リスト

最近、色々な場所で「本を読み、内容を自分なりにまとめる」ことが、 知的な生活を送るために推奨されているようです。 (意識エベレスト系の方々の間では、「インプット&アウトプット」等と呼ばれているようです)

ただ、自分の場合では、本を買って家まで背負って帰るだけで満足してしまうようで、 部屋のいたる所に開いてもいない本が積み上がってしまう所謂「積読」現象が発生しています。

一部の学説では、積読そのもの生活にメリットをもたらすようなのですが、 やはり明確にそれを享受するには、本を開く必要がありそうです。

そこで、ある種の緊張感や義務感が得られるのではないかと考え、 あえて積まれている本のリストを公開することにしました。

世界一わかりやすい医療政策の教科書

6/1 購入 読了

オブジェクト指向UIデザイン

7/1 購入 読了

サピエンス全史

8/1購入 積

ホモ・デウス

8/1購入 積

effective python 第2版

8/3購入 積

Work Design

8/4 購入 読了

リーダブルコード

8/4 購入 積

利己的な遺伝子

8/20 誕生日プレゼントでいただきました。40周年記念版!ありがとうございます。 積

実践Rustプログラミング入門

8/20 誕生日プレゼントでいただきました!プログラミングに精進します。ありがとうございます。 途中

みずほ銀行システム統合

8/31 購入 読了

貨幣の「新」世界史

9/3 購入 積

医療現場の行動経済学

9/23 購入 積

命の価値

9/23 購入 積

ナッジ

9/23 購入 積

エリックエヴァンスのドメイン駆動設計|

10/5 購入 積

実践ドメイン駆動設計

10/5 購入 読了

誰の健康が優先されるのか 医療資源の倫理学

10/5 積

アルゴリズムとデータ構造

10/5 購入 積

Tex Yoda II について

注意書き

別に製品を買ったわけではありません。特に写真もありません。


背景

パソコン作業をするうえで、快適な作業環境を準備することは生産効率を高める有効な手段だといえます。 この意味において、パソコンとのインターフェースであるキーボードやマウスは重要なアイテムです。

キーボードは、キースイッチを基準に大別するとメンブレンパンタグラフ・メカニカル・静電容量方式の4タイプに分かれ、特にメカニカルキーボードと静電容量方式のキーボードは、プログラマやPCゲーマーの間で強い人気があります。 その理由として、キーの押し心地や打鍵音が良く、タイプミスしづらいということが挙げられます。 タイプミスを防ぐもう一つの方法としては、手の位置がホームポジションから大きく離れないようにするというアイディアがあります。 これを実現したのがトラックポイントです。 トラックポイントは主にThinkPadに搭載されているキーボードで、いわゆる赤ぽちです。 トラックポイント(と親指)でカーソルを操作(クリックやスクロールを含む)できるため、いちいち手をキーボードから離してマウスに持ち替える必要が無く、安定したタイピングにつながります。

このように自分の好みのキースイッチやトラックポイントは、作業効率を高めるのに有用ですが、これまで、メカニカルあるいは静電容量方式のキーとトラックポイントを同時に採用したキーボードは、製品としては存在しませんでした。 (プロトタイプやクラウドファンディングによるものはありましたが、まともに売り出されたものは最近では無かったと思います。) ですが、今日たまたまTLで、メカニカルキーボードにトラックポイントを搭載した製品が発売されているという情報を見つけたので、少し調べたことをここにまとめておきます。

調べたこと

以下、調べたことについて羅列します。

スペック

製品名 Tex Yoda II

項目 仕様 備考
Size 60%
Physical Layout US QWERTY
Logical Layout ANSI
Switch Cherry MX 黒・白・青・緑・茶・赤から選べる模様
Keycap Material ABS
Keycap Color Black
Keycap Print Method Laser Etched
Keycap Print Position Top
USB Key Rollover Full
Switch Mount Type Plate
Built in Audio Port No
Built in Mic Port No
Interface(s) USB-C
Windows Compatible Yes

筐体についても何種類かあるようでした。 また、LEDバックライトがついているモデルもあるようでした。

値段  約300 USD (完成品の場合)

リンク先のページを参考にしました。 mechanicalkeyboards.com

製造元

作っている会社はTex Electronicsという台湾の会社のようです。 FBリンク

www.facebook.com

販売形態

www.massdrop.com

思ったこと

カニカル+トラックポイントという組み合わせに惹かれたのですが、こんなの高すぎて買えるわけがないです。誰か買ってください。DIYタイプの値段はわからなかったのですが、そっちのほうが安いのかもしれないですね。 製品名からわかるように、じつは2世代目で、第一世代は2015年ごろに発売されていたようです。 その時に購入された方がブログを書いていらっったので、リンクを貼っておきます。

blog.unasuke.com

watchmono.com

製作中の写真を見たところ、自分でキーを準備しても大丈夫そうなので、ひょっとしたら自前で変荷重キーボード作れるかもしれないですね。

なお、今回発売された製品を購入された方のブログもあったので、リンク置いておきます。

takezoe.hatenablog.com

ブログ書くの初めてなので、適当に書きましたけど、こんなんでいいんですかね?何か問題等ありましたら以下のアカウントまで連絡宜しくお願い致します。

https://twitter.com/name_chari